トリプトファンの不眠解消効果

トリプトファンは、精神を安定させてくれる幸せ物質とも言われている「セロトニン」の原料となる成分で、牛乳から発見され必須アミノ酸の一種です。

 

トリプトファンを摂取すると、肝臓や腎臓なで分解されて一部はエネルギー源となります。
脳に運ばれたリプトファンは、ビタミンB6やナイアシンなどと合成されてセロトニンを生成します。
精神を安定させる作用がるセロトニンが不足すれば、不眠やうつ状態、イライラ、疲れやすいといった不快な症状が現れるようになります。

 

トリプトファンに期待できる効果は多岐にわたりますが、一番知られている効果は、不眠解消効果です。
脳に運ばれたトリプトファンがセロトニンを生成し、興奮状態や不快感を穏やかにしてくれて、精神を安定させてくれます。
ストレスなどで興奮していて眠れないというときにも、このセロトニンによるリラックス効果で寝つきも良くなります。

 

セロトニンは、さらに脳内でメラトニンに変換されるのですが、このメラトニンには、体内時計をコントロールする働きがあるため、睡眠サイクルを正常にしてくれます。
時差ぼけにも効果があるとされています。
トリプトファンには他に、鎮痛効果や集中力や記憶力を高める効果、さらに美肌効果なども期待できます。

トリプトファンが多く含まれている食品は?

トリプトファンは、必須アミノ酸の一種ですから、肉類や魚介類などに多く含まれています。
肉類では、部位によって多少の違いがあるものの、100グラムあたり200〜250mgのトリプトファンが含まれています。
特に多く含まれる部位としては、牛のレバーや豚ロース、鶏のむね肉です。
魚介類も同様に多くのトリプトファンが含まれています。
カツオやまぐろ、たらこやすじこなどに特に多く多く含まれています。
魚類の場合、多いものでは100グラムあたり250〜300mgものトリプトファンが含まれています。
他に、チーズなどの乳製品や、穀物にも多く含まれています。
穀物に含まれている糖分は、トリプトファンが脳内に到達するのをサポートしてくれる働きもあります。

 

トリプトファンは、動物性たんぱく質に豊富に含まれていますから、寝つきが悪い、熟睡できないなどの不眠の悩みがある人は、夕食で肉や魚を意識して食べると良いでしょう。